納骨堂とは?特徴やメリット、選ぶ際のポイントについて紹介
テレビなどでもたびたび取り上げられている納骨堂とは、少子高齢化や核家族化が進んでいる今の時代に合った新しいお墓として注目されています。
納骨堂とはどのようなものなのか知りたいと考えている方のために、特徴やメリット、選ぶ際のポイントなどについてご紹介しましょう。
目次
納骨堂とは
納骨堂は、先祖代々守るお墓というよりも、新たな形のお墓として近年注目されているものです。
どのようなお墓なのかからご紹介しましょう。
納骨堂は遺骨を納める収納場所
昔ながらのお墓は屋外に石の墓石を設置するものでしたが、納骨堂は建物の中に棚が並んでいて、その中に火葬した遺骨を収蔵します。
もともと、納骨堂はお墓を建てるまでの一定期間のみご遺骨を預かる場所のことを指していたのですが、近年はお墓の代わりとして利用されることが増えました。 もちろんお墓参りも可能となっていて、屋内にあることから天候が悪い日でも安心です。
納骨堂の種類
納骨堂には、大きく分けて以下の4つの種類があります。
- ロッカー型…コインロッカーのような形で収納スペースが縦と横に何段も並んだタイプ
- 仏壇型…上段に仏壇、下段に納骨スペースがあるタイプ
- 自動搬送型…自動配送でご遺骨を骨壺参拝スペースに運び、参拝できるタイプ
- 位牌型…ひな壇にご遺骨や位牌を並べるタイプ
それぞれ価格や特徴が異なるため、よく検討が必要です。
納骨堂を利用するメリット
納骨堂は実に様々なメリットがあることから注目度が高まっており、数多くの方に利用されています。
代表的なメリットは以下の通りです。
費用を抑えられる
一般的なお墓を建てる場合は最低でも145万円以上の費用が必要とされていますが、納骨堂はタイプによって価格に幅がありますが1人当たり総額で30~100万円前後であるため、費用を抑えられるのが魅力です。
お墓を建てる費用を用意できないと悩んでいる方にも向いています。
管理の手間がかからない
屋外にあるお墓は定期的に管理をしなければすぐに状態が悪くなってしまいますが、納骨堂は屋内にあるため管理しやすく、手間がかかりません。
頻繁にお墓参りに行けず、お墓が荒れてしまうのが心配な方にもぴったりです。 また、年間管理費込みの費用設定をしている納骨堂もありますが、自動搬送式納骨堂の場合は販売価格と管理費を分けて価格設定されているところがほとんどなので確認しておきましょう。
家族で利用可能
納骨堂の中には家族代々利用できるものもあります。
そのため、昔ながらの先祖代々受け継がれてきたお墓のように利用可能です。
永代供養もお願いできる
納骨堂の中には、「33回忌まで」のように安置期間を決め、その期間が終了した後は永代供養墓に移してもらうことが可能です。
最初から費用が激安な永代供養墓に入れるのは何となくためらってしまうと考えている方からも選ばれています。
利便性に優れている
納骨堂はアクセスしやすい場所に建てられていることが多く、屋内であるため天候にも都合を左右されません。
また、バリアフリーの納骨堂が多いので、足腰が弱くなって屋外のお墓に足を運びづらい高齢者の方からも選ばれています。
納骨堂を選ぶ時のポイント
納骨堂を選ぶ際にはいくつか注意しておきたいポイントがあります。次のことを確認しておきましょう。
宗派について
一般的に納骨堂は宗派を問いませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
特に民間が運営している納骨堂は宗派がないケースが大半であるものの、そうでない場合は事前に確認しておきましょう。 一括収蔵時に供養や法要を行うかも納骨堂によって異なるため、確認が必要です。
料金体系はどうなっているか
納骨堂の料金は1人当たり総額で30~100万円前後とご紹介しましたが、どの納骨堂を選ぶのかによって料金が異なります。
特に仏壇タイプと自動搬送型は、ロッカー型、位牌型に比べて料金設定が高めとなっているので良く確認しておきましょう。 また、永代使用料の他に管理費がかかるのですが、管理費の一括払いが可能かは納骨堂により異なります。
永代供養の管理年数
一般的に13回忌、または33回忌を過ぎるとご遺骨を合祀墓に移すのですが、管理期間は納骨堂によって異なるので確認が必要です。管理期間が終了した後、ご遺骨を合祀墓に移すのではなく、契約を更新できる納骨堂もあります。
納骨堂を選ぶ人はどんな人?
納骨堂は墓石のように屋外に設置するものではなく、お堂の中に並ぶ棚に遺骨を収納する施設です。
遺骨を雨風にさらしたくない・天候に関わらずいつでもお参りしたい方にはもちろん、将来改葬をする予定があるので、それまでは納骨堂に置いておくというケースもみられます。
少人数や単身者に向く
納骨堂は墓石と違い収容できる遺骨の数が限られているため、遺骨の数が少ない家庭には向きますが、所有しているお墓からすべての遺骨を集めて収容したい場合には不向きな側面も。
そのため、「自分の家族だけ」「自分だけ」「自分と配偶者だけ」などのように、少人数のご家庭が契約する施設として利用されています。
納骨費用を抑えたい方にもおすすめ
納骨堂は墓石に比べて費用が安いため、納骨に費用がかけられない方にも多く利用されています。
永代供養を兼ねている施設も多いため、自分で頻繁にお墓参りはできないけれど、年をとってからも雨風に濡れずに参拝できるようにと考えている利用者も少なくないようです。
納骨堂は、屋内・費用が安い・必要最低限の数だけ遺骨を収容できる・永代供養ができるといったメリットがあるため、墓地の管理が難しい場合にも最適です。
墓石の管理が難しい場合は、ご家族と話し合いのうえぜひご利用ください。
納骨堂の基礎知識を知ってから利用しよう
納骨堂とは何かについてご紹介しました。
納骨堂は非常にメリットが多く、便利なものではありますが、ご紹介したようにどのタイプを選ぶのかによって特徴が異なりますし、料金設定も異なります。
そのため、実際に納骨堂を選ぶ際には納骨堂とは何なのか基礎知識からよく理解しておきましょう。実際に見学に行くことも可能となっているので、自分の目で確かめてみるのがおすすめです。
向島たから陵苑では、ペット供養も可能な納骨堂もご用意しております。
墨田区で納骨堂をお探しの方はコチラからご覧ください。