納骨における「分骨」の意味について
昔から良くないとされている「分骨」。 分骨は文字どおり遺骨を分けることを言いますが、なぜ骨を分けることがマイナスとされているのでしょうか? ここでは、納骨方法での「納骨」について理由を解説しています。 分骨を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
納骨方法の一つ「分骨」とは?
古くから、分骨にはあまり良い印象がありません。 ここでは、なぜ分骨にマイナス印象があるのか解説しています。
分骨は良くない?
分骨とは、文字どおり遺骨を分けることを言います。 遺骨を分けるということは、魂が引き裂かれるという意味があるため、「あまり良くない」「縁起が悪い」と言われていますが、その背景にはさまざまな理由があります。
- 1.輪廻転生の教えによるもの
- 2.遺骨には魂が宿っているとされていたため
- 3.遺骨は一か所に納めるのが主流だった
そのため、今も「分骨をするのは縁起が悪い」と考える方が多いのでしょう。 しかし、故人が亡くなってから四十九日を迎えると魂はあの世へ旅立つため、分骨したからと言って魂が引き裂かれることも、縁起が悪いということもありません。
分骨を行うタイミング
近年は分骨を希望される方もいます。 ここでは“分骨のタイミング”について解説します。
火葬を行うとき
基本的に、分骨は火葬を行うときに行うことがほとんどです。 手元に遺骨を置いておく方、お墓に埋葬する方は火葬場で行うことになります。
埋葬した遺骨
分骨には、特にこの日に行わなければいけないという決まりはありません。 そのため、なかには埋葬した遺骨を取り出し分骨する場合もあるでしょう。
分骨の手続き
先ほども述べたように、分骨は火葬場で行う場合と埋葬した遺骨を取り出して行う場合に分けられます。
火葬場で分骨
- 1.骨壺を準備する。
- 2.火葬証明書(分骨用)または分骨証明書を発行。
- 3.骨上げのときに行う。
- 4.分骨先の管理者に火葬証明書または分骨証明書を渡す。
- 5.分骨先に納骨する。
このときの手続きは“火葬証明書”もしくは“分骨証明書”を発行し、分骨後に渡すことです。 証明書がないと分骨ができませんので注意してください。 費用は、証明書の発行手数料が1通300円程度必要になります。
埋葬した遺骨を分骨
- 1.お墓または納骨堂の管理会社に分骨証明書を発行してもらう。
- 2.遺骨を取り出す日程を決める。
- 3.閉眼供養を行う。
- 4.石材店や寺院で遺骨を取り出してもらう。
- 5.元のお墓、納骨堂に戻し、開眼供養を行う。
- 6.分骨証明書を渡す。
- 7.遺骨を納骨する。
- 8.開眼供養を行う。
費用は、1通100円程度。 開眼供養・閉眼供養は1~3万必要になり、墓石の移動には2~3万かかります。寺院や石材店によって費用が異なるので事前に確認しておきましょう。
他にも納骨に関する周辺知識を発信しております
本記事では納骨における分骨についてご紹介いたしました。では他にはどのような種類があるのか、納骨にはどんな種類がある?こちらの記事にて納骨の種類についてご紹介させていただいております。是非参考にしてみてください。
分骨の意味をしっかり理解して行おう
いかがだったでしょうか? 近年は、分骨をしても縁起が悪い・良くないといったマイナス印象は減りつつあります。 もし、分骨を行う際は、正しいやり方できちんと行いましょう。
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