納骨堂でも銘板でオリジナル性を!特徴と注意点を紹介
納骨堂を利用する場合でも墓石の彫刻を自由にデザインすることができます。特に近年は個性的な銘板も増えており、“自分たちだけの銘板”を作ることでより大切に扱いたいと思えるようになるでしょう。ここではそんな銘板について解説しています。どんな彫刻ができるのか素材や色、文字などぜひ参考にしてみてください。
目次
銘板とは?意味や目的を説明
お墓に彫刻されているものを銘板と言います。多種多様なお墓が増えている昨今、銘板にもさまざまなデザインのものが増えてきています。ここでは銘板について意味や目的を説明します。
銘板とは何なのか
お墓に彫刻されているものを銘板と言いますが、もう少しわかりやすく言うと「墓誌」のことを意味します。墓誌は墓石とは別に建てられていることが多く、戒名や没年月日などが刻まれているのが特徴です。一般的に亡くなられた順に彫刻され、故人が新しくお墓に入ったことを記します。必ずしも必要性はないため建てないからといって罰が当たることはありません。ちなみに設置場所にも決まりはないため希望する場所に設置することができます。
銘板の目的
基本的に銘板は「誰が埋葬されているのか」を示すものです。そのため個人墓のように埋葬されている人の戒名などを墓石に彫刻できれば不要ですが、埋葬されている人数が多い場合や隣のお墓との距離が近い場合などは、建てたほうが良いでしょう。状況に応じて建てられるのが銘板の良いところです。
ただ近年はお墓を建てる方が減っていますから、じっくり考えてから検討することをおすすめします。
銘板の内容とは
彫る内容は4つ。
1つ目は戒名です。寺院より授かった戒名を彫刻します。
2つ目は命日です。文字通り故人の没年月日を彫刻しますが、キリスト教の場合は西暦が用いられます。
3つ目は行年です。行年とは年齢のことで数え年を彫刻するのが一般的になります。
4つ目はご先祖様の生前の名前である俗名を彫刻します。
内容は宗派によって異なるので、自分たちがどの宗派になりどのように彫刻するのか事前に確認しておきましょう。納骨堂でも製作してもらえるので、どんな銘板が良いかわからない方は相談してみてください。
銘板の素材や色も自由に選べる
近年は銘板もいろんなデザインや素材を選ぶことができるようになっています。耐久性のあるものや国産ものなどこだわって作ることもできますので、どんな銘板を作ろうか悩んでいる方は参考にしてみてください。
銘板は墓石が基本?
一般的に用いられている素材は墓石とほとんど変わりありません。また国産と外国産があり、丈夫で価値の高いものを選びたいなら当然国産がおすすめです。安さで選ぶなら外国産でも十分ですが、国産の良いところはなんと言っても経年劣化が少ない石が多いことや、故人の故郷の石を選べることにあります。また国内で製作されていることから加工の安全性や品質も高いでしょう。墓石以外にはガラス素材の銘板もあります。
色で言えば黒やグレーをイメージされる方が多いでしょう。しかし近年は非常にバリエーションが豊富で、桜色や優しい色合いのものも増えています。もちろん人気があるのは定番カラーですが、個性を楽しみたい方や素材そのものの色を楽しみたい方は、それ以外の色もおすすめです。ただ霊園や納骨堂によっては統一しているところもありますので、気になる方は事前に確認しておくと良いでしょう。
最近多い銘板の彫刻は?
これまで銘板というと、墓石に黒やグレーなどのシンプルなデザインのものがほとんどでした。彫刻に関しても戒名や没年月日などを記録するのが一般的ですが、最近の銘板は少し変わってきています。ここでは近年増えている銘板の彫刻について紹介します。
故人名だけではない
これまでは銘板と言うと戒名や没年月日を彫刻するものでしたが、最近は故人の名前だけでなくメッセージや印象的な言葉を彫刻する方が増えています。特に後継者が1人っ子で姓が異なる場合は、和や絆といった言葉を入れることがあり、お参りに来てくれた方への感謝のメッセージを入れることも可能です。より気持ちのこもった銘板を作ることができるでしょう。
絵を彫刻することも
他にも絵を彫刻することもできます。宗派に合った絵を彫刻しても良いですし自分で図案をおこしてオリジナルの絵を彫刻してもらうことも可能です。人気の絵は、富士山や桜などになります。宗紋や家紋などを入れる方もいます。多様性な時代だからこそ、自分たちのお墓とひと目見てわかるようにデザインするのも良いでしょう。特に納骨堂のように画一的なタイプの供養場所では、個性のある銘板のほうがおすすめです。
彫刻するタイミング
「銘板」とは文字やマークが刻まれた板のことで、墓石にもさまざまなメッセージや戒名が刻まれています。
銘板のタイミングは特に決まりはありませんが、最低でも納骨式までには済ませておく必要があります。
納骨式では故人の遺骨がお墓に納められるとともに、魂を宿すための「開眼法要」が執り行われます。
このとき、魂入れを行ったお墓に何も刻まれていないと名前のついていないお墓ができあがってしまうので、最低でも納骨式に間に合うようにタイミングを合わせましょう。
どこに依頼するべき?
銘板の彫刻は墓石への名入れを扱う石材店や、墓所・霊園と提携している石材店に申し込むのが一般的です。
一般的に霊園での墓石工事には特定の業者が指定されており、民間の霊園と寺院墓地のどちらも石材店を決めているケースがほとんどです。
遺族側で石材店に依頼しても受け付けられない場合がほとんどのため、必ず事前に銘板を依頼できる業者をチェックしておきましょう。
特に石材店が指定されていなければ、遺族側で自由にお店を比較して申し込むことができます。
この場合、彫刻工事にかかる費用は石材店ごとに異なるため、サービス内容をよく調査比較したうえで依頼を行ってください。
彫刻でオリジナルの銘板を作ろう
納骨堂やお墓に使用する銘板について素材や彫刻について紹介しました。ひと口に銘板と言ってもさまざまな種類があり、華やかで個性的なものも増えてきています。お墓をデザインするのと同じ感覚で、銘板もオリジナル性を出せるのは大きなメリットになるでしょう。
永代供養する場合は特に自由にデザインしやすいので、納骨堂を利用する際はぜひ参考にしてみてください。なかには納骨堂で製作してくれるところもあります。どんな銘板が良いか悩んでいる方は相談してみると良いでしょう。
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