ペットの納骨は合同埋葬か個別埋葬か?詳しく解説!
ペットをどのように埋葬したら良いか悩んでいる方は少なくないでしょう。一般的に合同埋葬と個別埋葬がありますが、それぞれ良し悪しが異なります。費用だけにとらわれて選んでしまうと失敗してしまいますから、埋葬する前にじっくり考えることが大切です。ここではそれぞれの埋葬方法について解説しています
目次
ペットの合同埋葬と個別埋葬について
ペットの納骨は、合同埋葬と個別埋葬の2つに分類されます。同じ埋葬でも合同と個別では内容も費用も異なりますから、事前に確認し自分たちに合った方法で納骨してあげましょう。
合同埋葬とは
他のペットと一緒に埋葬される方法です。特にこだわらない方であれば合同埋葬でも良いですが、個別で埋葬してあげたい方には当然向いていません。骨壺のまま埋葬することもできますが、遺骨を取り出すこともできます。何れにせよ従来のお墓と同じようにいつでも参拝が可能です。
個別埋葬とは
その名のとおり個別で埋葬する方法です。合同埋葬より費用は高くなりますが、自分のペットだけ埋葬できるので他人を気にする必要がありません。また合同埋葬とは違い最後まで立ち会うことができるのも個別埋葬の良いところでしょう。ただペット霊園によって取り扱っている納骨の仕方が異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
合同埋葬と個別埋葬それぞれの流れ
合同埋葬と個別埋葬では埋葬までの流れが異なります。
1.合同埋葬
他のペットと一緒に埋葬されるので、お見送りだけ立ち会います。指定の日時に葬儀会社が自宅までペットの遺体を引き取りに来ます。お別れはその場で行い、火葬後は合同墓地に埋葬されます。最初にも述べたように、他のペットと一緒に埋葬するので遺骨は混ざってしまいます。
・希望の葬儀会社で予約
・近くの場合は来園(遠方は自宅までお迎え)
・遺体の預かり
・合同火葬
・合祀
2.個別埋葬
遺体の引き取りは合同埋葬と同じです。葬儀会社が自宅まで訪問し、火葬後は骨壺が手元に戻ってきます。火葬後の遺骨は納骨堂や共同墓地、自宅安置など何れの方法で納骨できます。
・希望の葬儀会社で予約
・近くの場合は来園(遠方は自宅までお迎え)
・遺体の預かり
・個別火葬
・骨壺、骨袋
納骨堂でのペットの納骨について
火葬後の納骨方法は、数種類あります。一般的に納骨堂・共同墓地・自宅安置の3つから選ぶことができますが、近年は納骨堂を利用する方が増えています。ここでは納骨堂でペットを納骨する場合について解説します。
納骨堂の種類
ひと口に納骨堂といっても種類はさまざまです。主に用いられているのは仏壇式とロッカー式ですが、他にも位牌式や合葬式などもあります。ペットの場合はどんなタイプが主に使用されているのでしょうか。
【納骨棚】
専用スペースに骨壺を納めるタイプです。そこにペットとの思い出や花をお供えすることができます。花は生花でも造花でもかまいません。なかにはプリザーブドフラワーを飾る方もいます。
【ロッカー】
納骨堂と言えばこのタイプを想像する方が多いのではないでしょうか。定番のタイプで、専用ロッカーに骨壺を入れて管理します。コインロッカーをイメージすると分かりやすいかもしれません。ロッカー式なので入れられるものは限られていますが、ペット用仏具や写真などは入れられます。
納骨の方法
納骨堂で納骨する場合も、個別で納骨する方法と合同で納骨する方法の大きく2つのタイプに分けられます。個別での納骨は、文字どおり一体ずつ納める方法です。お墓を建ててあげたい方に適しています。ただ専用スペースを要するため、合同で納骨するよりも費用は高くなります。埋葬もそうですが、基本的に一体ずつ供養する場合は割高になるので気をつけてください。
合同で納骨する場合、他のペットと一緒に扱われます。一体のみでは可哀想という方や他の動物と一緒に楽しく供養してあげたい方に適しています。費用も安いですし、希望の霊園が見つかりやすいのもメリットです。
家族と納骨できる場所も
なかには家族と一緒に納骨したいという方もいるでしょう。そんなときは、「たから陵苑」のように家族と納骨できる納骨堂を選ぶと対応してくれます。他にも民営霊園や永代供養墓などが挙げられます。近年注目されている樹木葬もペットと家族を一緒に埋葬することができます。
ただ家族とペットが同じお墓に入るのは注意点もあります。メリット・デメリットを知って、納得したうえで一緒に埋葬してもらうようにしましょう。
<メリット>
死後も一緒に過ごせるので、いつまでもペットといたい人には大きなメリットになります。また同じお墓に入るので、お参りする場所を縮小できます。
<デメリット>
一方で霊園が限られているというデメリットがあります。すべての納骨堂が対応しているわけではないため、場合によっては自宅から遠く離れた霊園でしか取り扱ってくれないこともあるでしょう。また本来あるお墓に入れないケースも多いので、新たにお墓を建てることになり費用がかさばります。
当サイトでは、ペットと入れる納骨堂について別の記事でもご紹介しております。
詳しくは、ペットと入れる納骨堂についての記事をご覧ください。
遺品はどうすればいいの?
ペットが生前愛用していたおもちゃ・首輪・その他のアイテムは、遺品として手元に残したり、他のペットにお下がりとして譲ることができます。
しかし、いつまでも手元に置いておくのは辛い、誰も使わないので邪魔になってしまう…といった場合には、思い切って処分を検討しましょう。
一般ごみとして処分する
古くなったペット用グッズは、そのまま一般ごみとして処分することができます。
ただし、分解に手間がかかるもの、粗大ごみにするにはもったいないものなどは、後述する譲渡やリサイクルへ出すことも検討してみてください。
譲渡・リサイクルに出す
処分するにはもったいないもの、たとえばペットケージのように頑丈で長年使えるものは、近隣や家族・知人のペットに譲ることもできます。
※動物愛護団体やTNR活動を行っている団体もペット用品の譲渡を募集している場合がありますが、状態の良いものが求められるケースが多いため事前に確認を行ってください。
お焚き上げで供養する
愛用品に愛着がわいており、ペットを身近に感じて辛い場合はお焚き上げをして遺品供養を行う方法がおすすめです。
自分で区切りがつかない、あるいは処分ができない品物は、遺品供養を行っている寺院や団体に相談をしてみてはいかがでしょうか。
ペットの埋葬はじっくり考えて検討しよう
ペットが寂しくないように合同埋葬にしたものの、ペットの遺骨は残らないため火葬すると当然遺骨を返却してもらうことはできません。あとで個別埋葬したいと思っても手遅れになってしまいますから、安いとはいえ合同埋葬にするか個別埋葬にするかはじっくり考えてから決めたほうが良いでしょう。
向島たから陵苑では、ペット供養も可能な納骨堂もご用意しております。
墨田区で納骨堂をお探しの方はコチラからご覧ください。