安心安全に利用したい!納骨堂の選び方について
納骨堂を利用する方が増えている一方で、どんな納骨堂が良いのか悩んでいる方は少なくないはずです。ここでは、納骨堂の場所や種類だけでなく、気になる費用などについても解説しています。
はじめて納骨堂を利用される方も、将来納骨堂にしようかと検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
納骨堂の選び方を解説
納骨堂はこれまでのお墓の選択肢とは異なるため、どのように選んだら良いのか悩んでいる人も多いと思います。そんな時は選ぶ方法や基準などを知ることが大切です。
納骨堂にはどんなタイプがある?
納骨堂とは、ひと言で言うと“遺骨の安置場所”です。屋内にあるのが特徴で、雨天でも安心して参拝することが可能です。基本的に納骨堂では一時預かりになりますが、最近では永代供養といって永久的に預かってもらうことも可能になりました。
日本では主に「寺院」「公営」「民営」の3つのタイプがあります。その次に、他人の遺骨と一緒に納骨する「合祀タイプ」と、親族だけで納骨する「個別タイプ」に分類されますので事前に確認しておきましょう。
・合祀タイプ
上記でご紹介した、他人と一緒に合同で納骨するタイプです。永代供養墓・合同供養墓とも呼ばれ、保管方法にもいろんな種類があります。たとえば骨壺・麻など袋に入れて埋葬するなどが挙げられます。
・個別タイプ
一人ずつ納骨できるタイプです。親戚や家族など一族が同じ場所を利用するため、当然他人と一緒になる心配はありません。
ちなみに、個別タイプと言っても「ロッカー式」「仏壇式」「機械式」「墓石式」などいろんな種類に分けられていますので、そのタイプに関しても確認しておくといいでしょう。
費用相場について
納骨を行ううえでかかる費用も重要です。どうしても“安さ”に惹かれがちですが、安すぎる場所は、最初の納骨時点で合祀にされてしまう恐れがあるので注意しなければいけません。どの様式で行うのか、収蔵人数や契約期間などによっても変わってきますから、事前にきちんと確認しておくことが大切です。
一般的な費用感としては、個人用で50万円程度、家族用で100万円程度と言われています。また年間管理費が必要になりますので、その費用についてもきちんと理解しておく必要があります。場所によっては年間管理費と同じような意味で維持費などと銘打っているところもあります。
宗旨・宗派について
宗旨・宗派に関しては悩んでいる方が多いのではないでしょうか。しかし一般的に納骨堂では宗旨・宗派を問わないところが多いため、特に心配する必要はないでしょう。
ただ、宗旨・宗派は不問と謳っていても、仏教以外(キリスト教やカトリック教)は NGとされる場所が多いので気をつけてください。事前に確認しておくと安心です。
どこの納骨堂が良いの?
納骨堂は色々な場所にあります。比較的アクセスしやすい場所に造られていることが多いのですが、最寄駅やバス停からかかる距離や、公共交通機関の乗り換え回数などは人によって様々でしょう。一番良いのは、自身やお参りに来てくれる方が無理なくアクセスできる場所を選ぶのが理想です。そして、遠方の場合でもアクセスしやすいように駐車場があることなども確認しておきましょう。特に家族・親戚に年配者が多い場合は、徒歩圏内であることもポイントになります。
納骨堂を選ぶ際の注意点
このように納骨堂といっても色々な基準や選び方があることがわかりました。では、選ぶ際に注意したい点はなんでしょうか?はじめて納骨堂を利用される方は、ぜひ参考にしてみてください。
特に注意したいこと
1.年配者でも利用しやすいかどうか
最近は年配者のことを考えた造りになっている納骨堂も増えていますが、家族や親せきに年配者がいる場合は、安心してお参りができるように交通アクセスしやすい場所や、バリアフリーであることも確認しておきましょう。
2.宗旨・宗派について
先にも述べたように基本的に宗旨・宗派は不問ですが、気になる方は申し込む際に確認しておきましょう。トラブルにならないために事前に見学をしておくとスムーズに進められます。
3.安置期間について
納骨堂は契約して利用するため、期間が過ぎると合祀になってしまうケースがほとんどです。合祀後は個別で遺骨を取り出すことはできないため、安置期間の長さや更新について確認しておくと安心でしょう。
納骨堂は慎重に選ぶことが大切
費用だけで選ぶのではなく、アクセスやどれだけ設備が充実しているかなど細かいところまでしっかり確認することが大切です。
最近は特に納骨堂を利用する方が増えていますので、安心安全に納骨してもらえるように小冊子やパンフレットだけでなく見学に行くのもおすすめです。東京近郊の方なら、360度動画でまるで実際に見学したように詳細を確認できる「向島たから陵苑」をWeb見学するのもいいでしょう。
いろんな納骨堂があることを知ろう
納骨堂にもいろんな場所・特徴があるので、メリットだけに目を向けるのではなく、自分たちに合っているのか、親族・親戚でもお参りしやすい納骨堂かなどしっかり確認して選ぶようにしましょう。特に安置期間の長さや更新の有無は、きちんと知っておかないと合祀されてしまう恐れがあるので気をつけてください。