納骨堂には何人まで入れる?人数を増やす方法やポイントを紹介
お墓によって何人まで入れるのかが異なりますが、納骨堂の場合はどうなのかについてご紹介します。
夫婦や家族で同じお墓に入りたいと考えている方の中には、定員を超えてしまった場合にはどうすれば良いのか不安に感じている方もいるでしょう。 納骨人数を増やすためのポイントなどもご紹介します。
目次
納骨堂のお骨は何人まで入る?
何人まで納骨堂に入れるかについては、選択した納骨堂によって異なります。
同じ納骨堂内でも購入するサイズ、プランが複数用意されていることが多いので、事前に何人まで入る予定があるのかよく検討したうえでサービスを選択することが必要不可欠です。
例えば、1人分の骨壷を安置するための個人壇や、小さいタイプの骨壷なら2人分入る小さなタイプのものもあります。それから、夫婦で入りたいと考えている方のために夫婦用のサイズ・プランを用意しているところも多いです。 できるだけ多くの骨壷を安置したいと考えているのなら、仏壇形式の納骨壇が向いているでしょう。仏壇タイプは2段になっていって、上段に仏壇、下段に骨壺を安置します。
中には10人以上の骨壷が入るような大きなものもありますが、具体的に何人まで入れるかは各納骨堂によって異なるので、直接確認しておくと安心です。 近年はホームページなどで詳細情報を確認できるようになっています。
粉骨して納骨する人数を増やす
納骨堂の多くは、契約したスペース内に入るのなら人数には制限がない施設が多いです。
例えば、粉骨してご遺骨のサイズを抑えることにより小さな骨壷で済むようになります。
粉骨とは?
粉骨とは、ご遺骨を粉末化することであり、大きい骨壷から小さいものに納め直したいと考えている方から選択されています。これは納骨堂に納めるときだけでなく、新しい埋葬方法である山や海などにご遺骨を撒いて埋葬する「散骨」の際にも行われるものです。
粉骨のメリット
通常の状態に比べ、大幅にコンパクトになるのがメリットです。
小さな2.3~3寸、4寸程度の骨壷に収まるサイズになります。そのため、粉骨するとおよそ骨壷のサイズが1/3~1/4ほどになるため、3~4倍まで収蔵量を増やすことが可能です。場合によってはご遺骨を真空パックの状態にし、更に多くのご遺骨の収蔵が可能になります。
骨壷の数が増えたとしても人数制限のない納骨堂の費用は変わらないので、できるだけ費用を抑えて納骨堂を利用したいと考えている方は選択肢の1つとして考慮してみてください。
粉骨で納骨人数を増やそうと考えた際の注意点
注意しなければならないのが、納骨人数の制限を定めている納骨堂があるということです。
もし、複数の人が入る可能性があるのなら、初めから納骨人数の制限がない所を探すようにしましょう。 例えば、個別納骨の平均費用は50万円となっていますが、この他に年間5,000円程度の管理費がかかることが多いです。追加納骨ができる場合、例え4人入ったとしてもこの費用は変わりません。
しかし、追加納骨ができない場合は200万円+年間管理費20,000円が発生することになるので、かなり大きい違いがあります。 できるだけ費用を抑えようと安い納骨堂を探して契約したところ人数制限があり、追加納骨で結果的に高い費用がかかってしまったという可能性も考えられるので注意が必要です。
粉骨のやり方
特に資格などは必要なく、自分で粉骨するためのキットなどが一般向けに市販されています。
しかし、遺骨をハンマーなどで砕いてからすり鉢で粉末状にする方法などはどうしても気が進まない方も多いでしょう。体力的にも大変なので、粉骨サービスを利用する方法もあります。作業に立ち会えるものもあるので、サービスを比較しながらぴったりなものを選んでみてください。
納骨堂の定員を超えてしまったらどうする?
納骨堂の定員を超えてしまった場合、先述した粉骨で対応する方法のほか、新たに壇を契約する方法があります。
お骨の処分方法
納骨堂に収めたお骨を処分するケースには、以下のような理由が挙げられます。
- ・納骨堂内の骨壺が満杯になった場合
- ・跡継ぎがいなくなり「墓じまい」したとき
- ・施設側の都合で納骨できなくなったとき
- ・経済的理由で納骨堂の管理ができないとき
- ・引っ越しで遠方へ移動し、改葬する場合
お骨を処分する理由は各家庭によって異なるとは思いますが、遺骨を処分する方法としては以下の方法が行われています。
- ・納骨堂への改葬
- ・墓所への改葬
- ・合葬墓への埋葬
- ・自然葬(散骨)
納骨堂からお骨を引き出し、新たな納骨堂やすでにある墓所に改葬し直すケースのほか、近年では永代供養を行っている合葬墓(合祀墓)に埋葬するケースも増えてきています。
納骨堂の遺骨を移す際の留意点
納骨堂から合葬墓に遺骨を移す場合、合葬墓の使用状況によって新規の受け入れが難しい場合があります。
希望する合葬墓に空きがあるかどうか、収容状況を確認のうえ申込みを行ってください。
故人の意向を受けて樹木の下や海、山などに埋葬・散骨する「自然葬」の選択が可能です。
自然葬は、それぞれの管理者の許可が必要になるだけでなく、故人の意向に沿った内容でなければならないため、生前によく話し合いをして墓じまいをする必要があります。
粉骨で対応しようと考えていたものの、寺院や納骨堂の人数制限による規則でそれが認められていないようなケースもあるため、注意しておきましょう。 納骨堂で永代供養を選択した場合、33回忌など一定の期間供養した後、永代供養墓に合祀されることになります。このあたりもよく確認した上でどの壇を契約するのかについて検討してみてください。
人数制限があるか確認しておこう
もともと1人や2人で入る予定だったものの、後から事情が変わって追加納骨を検討することになったケースもあります。
納骨堂の人数制限については各施設によって大きく異なるので費用の問題も含めてよく確認しておきましょう。 追加納骨の可能性が少しでもある場合、追加納骨した時のことを想定した上で納骨堂を比較しておくことをおすすめします。
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