ペットの供養祭とは?詳しく解説!
家族だからこそ、ペットも人間と同じように供養してあげたいものです。近年はペットのための供養祭も増えています。大勢の参加者と大々的に供養することもできますので、自分たちに合った方法で供養してあげましょう。ここではそんなペットの供養祭に関することを解説しています。どんなところで行えるのか、供養祭の流れや参加するときの服装や持ち物など、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ペットの供養祭とは何か?
ペットの供養祭とは言葉のとおり、ペットのために行う読経や祭壇へのお祀りのことを言います。手元に安置している遺骨や思い出の品などを供養してもらえ、合同埋葬や動物供養塔への埋葬など、さまざまな方法でペットを天へ旅立たせてあげます。大切なペットをきちんと供養してもらうことで、安心してお別れができるでしょう。
ここではそんな「ペットの供養祭」について詳しく説明します。
どんなところで供養してもらえるのか
ペットの供養を行ってくれる場所は、一般的に火葬場や霊園などが挙げられます。もちろんペットの供養を取り扱っているところに限りますが、どんなに大きなペットでも業者の方がすべて行ってくれるので安心です。ただ業者によって対応してくれるサービスは異なるので、事前に確認しておきましょう。
霊園では「月例法要」「大法要祭」などが一般的です。月例法要は、霊園に遺骨を納骨し四十九日や百箇日の法要などが行われます。人間の供養と同じように節目ごとに月例法要を受けられるのでいつまでもペットへの大切な気持ちを忘れずにすむでしょう。ただ合同墓の場合はまとめて行われることがあるので注意してください。一方で大法要祭はお盆やお彼岸の時期に合わせて行われます。大々的な法要で、僧侶を迎えて本格的に供養されます。ただ参列者が必要になるため、ある程度人数がいなければ難しいでしょう。料金も霊園によってさまざまです。盛大に法要してあげたい方には良いかもしれません。
供養祭の流れ
では、一般的にどのような流れで行われるのでしょうか?ここでは供養祭の流れについて説明します。事前に確認しておくことで当日に備えられます。
1.予約・受付
どこで供養祭を行うか決めたら、電話または直接来園し予約をします。当日の受付時間は場所によって異なりますが、必ず15分前には到着しておくようにしてください。このときペットの遺骨やお供え物などを持参します。当日スタッフが祭壇に並べてくれますので必要なものはすべて準備しておくと安心です。ただ合同葬の場合は遺骨の移動ができないため写真などを持参することになります。
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2.住職の話・説法
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3.読経・焼香
ペットの名前を読み上げている間に参加者は順番にお焼香します。
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4.供養祭終了
供養祭が終わると、永代埋葬や納骨が行われます。永代埋葬では順番に塔の中に入り遺骨を持って萬霊塔へ移動します。納骨をする場合はペットの遺骨とお塔婆を持って棚に納めます。
ペットの供養祭に参加する際の服装や持ち物
ペットの供養祭では、どんな服装が良いかわからない方がほとんどです。人間の場合は喪服が基本ですが、ペットの場合はどうなのでしょうか?ここでは供養祭に参加する際の服装や持ち物について紹介します。
参加するときの服装
喪服でなければいけないという決まりはありません。ただペットであっても亡くなった方を送るのに派手な服装や露出のある服装はNGです。ですから、落ち着いた服装を着用するようにしましょう。もちろん喪服を着用してもかまいません。参列する場合も同様です。黒っぽい服装が無難でしょう。近しい人であれば事前にどんな服装が良いか聞いておくと良いかもしれません。
避けるべきアイテム
派手な服装や露出度の高い服装は当然NGですが、身につけるアクセサリーにも気をつけなければいけません。ネックレスは1連のものを、イヤリングやピアスは1粒のパールを選び揺れないものを。ゴールドは避けすべてシルバーカラーで統一します。アクセサリーは無理に付ける必要はありませんから、できれば何も付けないほうが安心です。
参加するときの持ち物
持ち物は、ハンカチ・数珠・ペットの写真・思い出の品物などが挙げられます。ハンカチは忘れる方が多いので事前にチェックし忘れないように気をつけましょう。ハンカチの柄も白や地味なものを選んでください。数珠は一般的なものでかまいません。持っていない場合は供養祭を行う業者の方が用意してくれる場合もあります。100円ショップにも売っていますので、近くにお店がある場合は買っておくと安心です。
その他、ペットの写真は遺影として用いられるのでお気に入りの一枚を持っていくといいでしょう。お花は色の淡いものがおすすめです。濃い色の花は色移りしやすいので注意してください。お線香やろうそく、ライターなどは業者のほうが用意してくれるので特に持参する必要はありません。
ペットの供養におすすめの品は?
ペットへの供養には、生前に愛用していたものや愛情が伝わるものなどをお供えしましょう。
愛用していたペットフード
人間でいうお菓子やお饅頭の代わりに、生前大好きだったペットフードを少しお皿に載せてお供えします。
箱や缶ごとお供えしても良いですが、廃棄することを考えて賞味期限の長いものが理想的です。
フードの量は多くなくても良いので、お水と一緒に祭壇や仏壇にお供えしてあげましょう。
ペットをイメージしたお花
ペット自身をイメージしたお花は、人間用の大きな花束ではなく小さなアレンジメントフラワーやブーケなどが理想的。
死者を弔うお花ですから、人間と同じくトゲやにおいのあるものは避け、枯れやすい・散りやすいものも避けてください。
白を基調とした季節のお花はお供え物にふさわしく、供花として届ける場合は生花よりもプリザーブドフラワーのほうが長持ちするため喜ばれます。
写真・キャンドルなど
写真をかわいい写真立てに入れて飾ったり、ミニキャンドルを線香の代わりに立てたりする方法もあります。
火をつけずに明かりがともせるキャンドルも販売されているので、火事が心配な方におすすめです。
当サイトでは、ペットの永代供養についてもご紹介しております。
詳しくは、ペットの永代供養とは?詳しく解説!の記事をご覧ください。
ペットの供養祭はマナーを守って行おう
ペットの供養祭も、基本的なマナーは人間と同じです。派手な服装やアクセサリーは避け、供養祭に相応しい格好で参加するようにしましょう。また供養祭の流れを事前に確認しておくことで当日も安心して見送ることができます。失礼のないように、大切なペットを送ってあげてください。
向島たから陵苑では、ペット供養も可能な納骨堂もご用意しております。
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