
納骨式を納骨堂で行うことは出来るのか?詳しく解説!


近年は納骨堂を利用して納骨式を行う方が増えています。お墓ができるまで一時納骨するケースも増えており、納骨堂は長期保管もできるためとても便利です。ここではそんな納骨堂で納骨式を行う場合の流れや準備方法などについて解説しています。はじめて納骨式を行う方はしっかり目を通して当日に備えましょう。
目次
納骨堂でも納骨式は行うことができる?
火葬のあとに行われるのが納骨式です。納骨式は遺骨を納めるために行う儀式のことで、納骨堂でも行えます。ここでは納骨堂での納骨式について簡単に紹介します。
管理している場所によって異なる
一般的にお寺が管理している納骨堂とお寺以外が管理している納骨堂に分けられます。前者の場合は納骨式を行うのが一般的で僧侶が読経を唱え、納骨が行われます。またお寺が管理していることから、納骨堂で納骨式を行わないとお寺との関係性にも影響するので注意が必要です。よって、お寺が管理している納骨堂を利用する場合は必ず納骨式を行ったほうが良いでしょう。
一方で、お寺以外が管理している納骨堂の場合は、納骨式を行わなくても特に問題ありません。家族だけで納骨される方もいますし、僧侶を呼ばない方もいます。また僧侶を呼ぶ場合でも納骨堂の方に相談すれば紹介してもらえるのでとても便利です。「納骨式は検討中」という方や「身内だけで納骨したい」という方はお寺以外が管理している納骨堂を利用すると良いでしょう。
納骨式に必要な準備について
式を行う際は、お墓を用意したり僧侶に読経の依頼をしたりなどさまざまな準備が必要です。当日慌てないように必要な準備について事前に知っておきましょう。
納骨するお墓の準備
お墓は完成するのに時間がかかるため、早めにデザインや金額などを決めておく必要があります。お墓のタイプによってさまざまですが最低でも建つまでに2~3ヶ月はかかると言われているので、生前から準備しておくと安心でしょう。
僧侶に読経を依頼
式に僧侶を招く場合は読経の依頼も必要です。早めに手配することで僧侶・神職に迷惑をかけずにすみます。読経はあくまで仏式による儀式になるので、無宗教の場合は頼まなくても大丈夫です。
費用と時期を決める
式の内容によって費用はさまざまです。お墓が必要なら石材店への墓石のや彫刻費用がかかりますし、僧侶へのお布施や謝礼なども必要になります。どのような内容を行うかによって変わってくるので事前に予算を決めておくと安心です。
時期は、一般的に四十九日法要のときに行います。違う日に行う場合はなるべく早めに決定しておきましょう。
参加者に納骨式を伝える
最後に参加者への通知です。人数が少ない場合は電話や口頭でも構いませんが、大人数を招く場合は案内状を作成し送付します。案内状には納骨式を行う場所・集合場所・喪主の連絡先などを記載し、返信用はがきも忘れずに同封してください。
納骨式の服装
式の服装は、日本の一般的な風習では四十九日を境にして変化します。
四十九日よりも前に納骨式を行う場合は、参列者全員が喪服となります。男性は黒いスーツに黒い革靴とネクタイを、女性は黒のブラックフォーマルやワンピースで全身を黒に統一します。
四十九日以降の納骨式では、落ち着いた色や黒色の平服を着用できます。
ただし、四十九日を過ぎてすぐに平服にすると失礼にあたる場合があるため、最低でも一周忌までは喪服を着用するなど、TPOや遺族側の感情に配慮する必要があるでしょう。
納骨式のお供え物
式のお供え物は、祭壇の左右に飾る花(供花:きょうか)を用意します。
花の種類は、基本的に供花であればどのような種類でも良く、季節の花を取り入れることもできます。
ただし、においの強いもの・トゲのあるもの・花や花びらがすぐに散ってしまうものは縁起が悪いとされるので避けなければなりません。
供花以外では、お菓子やお酒、丸餅などが持ち寄られるほか、遺族に渡す香典は必ず準備しておきましょう。
納骨堂側で許可しているお供え物があらかじめ決まっている場合は、それぞれの決まりに準じます(食べ物や飲み物は腐敗を避けるために禁止されている場合があります)。
納骨式の流れやかかる費用について
式を行う前の準備を知ったところで、次に流れや費用について紹介します。はじめて納骨式を行う方や納骨堂を利用する方は、ぜひ参考にしてみてください。
納骨式を行う日
時期が決まっていないのでいつ行っても特に問題はありません。しかし、一般的には四十九日や一周忌法要のときに併せて行うケースが多いようです。葬儀後すぐに行うのは大変ですから、ある程度落ち着いたときに行うようにすると良いでしょう。また納骨式に参加してもらう親族や知人などのスケジュールを合わせる必要もあります。
納骨式の流れ
納骨式は、当日と当日までの流れでやることが異なります。
・当日までの流れ
納骨式が決まったら、当日までに必要書類を用意したりお墓がない場合は準備しておく必要があります。必要書類は遺骨の身元が分かるものを、火葬許可証と一緒に用意します。お墓がない場合はできれば四十九日法要までに準備しておいたほうが良いですが、ほとんどの方が難しいので、遅くても一周忌までには準備しておくようにしましょう。すでにお墓がある場合は遺骨の名前を彫ってもらったり納骨式に合わせて準備しておきます。
その他、お供え物の用意や参列者への連絡なども行います。必要な場合は料理やお茶も準備しておきましょう。
・当日の流れ
当日は参列者への挨拶からはじまります。納骨式では僧侶が納骨の前で読経を唱え、終わると遺骨をお墓または納骨室へ納めます。再び読経を唱えたら焼香をして儀式は終了になります。納骨式を行うタイミングによっては儀式後に会食を行う場合もあるでしょう。
納骨式に必要な費用
納骨式にかかる費用は、四十九日や一周忌法要と一緒に行う場合と式のみ行う場合とで変わってきます。一般的にお布施・お車代・御膳料・御塔婆供養料に加え、お供え物やお花などの費用も必要です。お布施については後述しますが、お車代は5000円~1万円が目安になります。お布施とは別で包み僧侶に手渡します。このとき表書きには「御車代」と記入します。当然ですが、僧侶を呼ばない場合は不要です。
御膳料は僧侶が解析に同席しない場合にお包みします。相場は5000円~1万円程度。御塔婆供養料は塔婆を立てる際に必要になります。不要な場合は費用は発生しませんが、必要な場合は1本あたり2000円~5000円程度と考えておくと良いでしょう。
納骨堂を利用する場合は事前確認が大事
遺骨を納骨するために必要な納骨式。しかし、近年は無宗教で正式な納骨式を行わない家庭も増えています。ですが、せっかく故人を偲ぶならちゃんとした納骨式を行いたいですよね。納骨堂で納骨式を行う際は、地域や宗派などによって内容が異なるため、事前にしっかり準備しておくことが大切です。ぜひ参考にしてください。
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